平成28年度補正「地域科学技術実証拠点整備事業」に採択されました。

12.29

文部科学省の支援施策である平成28年度補正「地域科学技術実証拠点整備事業」
に当財団の提案が採択されました。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chiiki/seibi/1380937.htm

●「地域科学技術実証拠点整備事業」とは?
本事業は、地域の大学・公的研究機関等で生まれた研究成果を事業化につなげ、地域が成長しつつ一億総活躍を実現していくために、企業と大学・公的研究機関等が連携し、研究等の成果を実証するための施設・設備を整備するための文部科学省の地域科学技術振興施策です。
その拠点を整備することで、研究室、複数企業及び地方自治体が一つの施設に結集し、産学官連携体制を強化し、民間資金を呼びこみつつ、地域で生まれた研究開発成果の地域による事業化の実現により、地域の雇用創出と経済活性化を目指します。

●当財団の提案内容
当財団が所有する「IMPビル」内に、
企業や医療機関との連携による先進的医療機器の開発・実用化を目的とした、臨床現場と密に連携した環境を有する
「国産医療用ロボット等革新的医療機器の統合型研究開発・創出拠点」を創設致します。
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具体的には、開発段階の医療機器の臨床現場での有用性を評価するために
高度医療対応型動物実験室や医療機器評価室、要素技術開発室等を整備する予定でございます。

この研究開発・創出拠点を創設する背景と致しましては、
現在、IMPビルの隣の施設では、
川崎重工業とシスメックスの合弁会社である「株式会社メディカロイド」が、日本初の国産手術支援ロボットを2019年の上市に向けて開発を進めており、
また、神戸大学が「神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター」をIMPビルの向かいに2017年に開設する予定でございます。
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そこで、当財団が中心となって上記の拠点を整備することで、
メディカロイドを中心とした神戸医療産業都市内の医療機器開発の促進と
神戸大学をはじめとする臨床現場との密接な情報交換を通じた、医療機器開発の効率化を進めて参ります。
そして、本拠点で開発された医療機器が国際的に評価される事により
神戸医療産業都市が世界の医療クラスターの中でも先進的であるという実証にもつながると考えております。

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