冒頭、当財団の後藤代表理事、ホスピス・ボランティア養成研修担当の山中理事の両名からの開会の挨拶にて、当養成講座第一期(2016)が幕を開けました。
その後、当財団フェローの谷田氏の紹介があり、第1講のオリエンテーションが始まりました。
一般のボランティア経験の無い方から実際に何年もホスピス・ボランティアをされている方、ホスピスではなく他のボランティアを行っている方、最年少の受講者には大学院生の方まで、本当に幅広い分野から様々な年齢層の方にお集まり頂きました。
「これからホスピス・ボランティアを始めたい」
「今までボランティアへの一歩が踏み出せないでいたけれど、この講座を機にボランティアを始めたい」、
「既にホスピス・ボランティアを行っているけれど、体系的にホスピス・ボランティアの基礎知識を学んだことが無いので、この講座を受けて自己研鑽をはかりたい」
など、本当に多くの熱い志をもった受講者に恵まれ、オリエンテーションでは、谷田講師と受講者の距離も近く、初回から活気のある質の高い講義となりました。
また、谷田講師は、患者さんとのコミュニケーションの仕方を映画「交渉人」の対話術や万葉集などを例に出すなど面白い切り口で講義をして下さり、会場にいる方々は皆熱心に聞き入っておりました。
当講座で使用するホスピス・ボランティアマニュアルは、アメリカで既に広く使われている教材を日本に合うよう翻訳されたものです。講師の谷田氏もその翻訳に携わっており、当養成講座では、このマニュアルを使いながら、各講義で講演する各講師の現場での体験談などを交えての発展的な座学を実施して参ります。
そして、全8回の講義の後、実地研修を行い、条件を満たした方には認定ホスピス・ボランティアの資格が発行されます。
来週(10月20日(木)13時30分〜16時)第2講が行われますが、前日の10月19日まで先着10名に限り最終募集を行っていますので、ご希望の方はできる限りお早めに当財団事務局(078-303-6221, alto@kobeima.org)までご連絡ください。